結婚式場の親族控室では、利用できる時間、場所、設備、入室できる人、当日の案内方法を確認しておくことが大切です。親族が集まる時間や着替えの有無によって必要な確認事項が変わるため、式場見学や打ち合わせの際に具体的に聞いておきましょう。
親族控室でまず確認したい5つのこと
親族控室については、次の項目を式場担当者に確認すると、当日の行き違いを減らせます。
- 親族控室を利用できる時間
- 控室の場所と、受付・挙式会場までの移動方法
- 新郎側・新婦側で部屋が分かれるか
- 控室に入れる人の範囲
- 飲み物や荷物置き場などの設備
利用時間と入室できる人を確認する
親族控室を何時から何時まで使えるのか、親族が何時から入室できるのかを確認しましょう。式場によっては、控室の利用開始時刻が決まっていたり、挙式前の一定時間だけ利用できたりします。
次の点を具体的に聞いておくと安心です。
- 親族は何時から控室に入れるか
- 新郎新婦が控室を訪問できるか
- 親族以外の家族や子どもも入室できるか
- 着付けやヘアメイクを終える前から利用できるか
- 式や披露宴の後も荷物を置いておけるか
特に、遠方から来る親族がいる場合は、到着予定時刻と控室の利用開始時刻が合うかを確認しておきましょう。
控室の場所と移動経路を確認する
控室の位置だけでなく、駐車場やエレベーター、挙式会場、受付までの移動経路も確認します。高齢の親族や車いすを利用する人がいる場合は、階段を使わずに移動できるかも重要です。
次の内容を式場で確認し、必要なら実際に歩いてみましょう。
- 控室が何階にあるか
- 受付や挙式会場までの所要時間
- エレベーターを利用できるか
- 段差や長い廊下がないか
- 控室からトイレまでの距離
- 控室の場所を親族にどう案内するか
控室が複数ある場合は、「新郎側親族控室」「新婦側親族控室」などの表示があるかも確認してください。表示がない場合は、当日にスタッフが案内するのか、案内係を用意するのかを決めておきます。
新郎側と新婦側で部屋が分かれるか確認する
親族控室が新郎側と新婦側で分かれるのか、同じ部屋を使うのかは式場によって異なります。両家が同じ部屋を使う場合は、親族紹介まで同じ場所で待つことになる可能性があります。
確認する項目は次のとおりです。
- 控室は両家で別々か、共用か
- 別室の場合、親族紹介の前後に移動するか
- 控室で両家が顔を合わせる時間があるか
- 親族紹介を控室で行うのか、別の場所で行うのか
- 控室の座る位置や案内方法が決まっているか
両家が同室になる場合は、親族が迷わないように、両家の代表者や式場スタッフがどのように案内するかを確認しておくとよいでしょう。
控室の設備と用意されるものを確認する
飲み物、椅子、鏡、荷物置き場などが用意されるかは、式場のプランや控室によって異なります。用意されると思い込まず、含まれるものと追加料金がかかるものを分けて確認しましょう。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 飲み物 | 水やお茶が用意されるか、追加注文が必要か |
| 軽食 | 提供の有無、提供時間、料金 |
| 座席 | 椅子やソファの数、高齢者用の席を確保できるか |
| 鏡 | 身だしなみを整えられる鏡があるか |
| 荷物置き場 | 手荷物や上着を置く場所があるか、管理方法は何か |
| 空調 | 室温の調整を依頼できるか |
| トイレ | 近くにあるか、利用しやすいか |
貴重品を控室に置いたままにできるかどうかは、式場の管理方法を確認してください。控室に置ける場合でも、貴重品の管理を式場が保証するとは限らないため、持ち歩くものを事前に決めておくと安心です。
着替えや授乳に使えるか確認する
親族控室を着替えに使えるかどうかは、必ず確認が必要です。控室とは別に更衣室が用意されている場合もあるため、着替える人には場所と利用時間を伝えます。
次のような事情がある場合は、式場担当者に事前に相談しましょう。
- 遠方から来て着替える親族がいる
- 和装の着付けを受ける親族がいる
- 高齢者や介助が必要な人がいる
- 授乳やおむつ替えが必要な子どもがいる
- 控室で長時間待つ親族がいる
更衣室の利用には予約や別料金が必要な場合もあります。着替えの予定がある人の人数と希望時間を、早めに式場へ伝えておきましょう。
親族紹介の流れと待機場所を確認する
親族紹介がある場合は、誰がどこで、どの順番で紹介するのかを確認します。親族控室で待機しているだけなのか、開始時刻に別会場へ移動するのかで、当日の動きが変わります。
確認しておきたい内容は次のとおりです。
- 親族紹介の開始時刻
- 親族紹介を行う場所
- 控室から会場までの移動方法
- 紹介する順番と、代表者の役割
- 紹介時に話す内容を事前に決める必要があるか
- 親族紹介に参加しない人の待機場所
紹介する人の名前や続柄に誤りがないよう、最終的な親族名簿を作っておくと確認しやすくなります。呼び方や続柄に配慮が必要な場合も、あらかじめ担当者へ伝えてください。
当日の案内役と連絡方法を決める
親族が控室へ到着したとき、誰が案内するのかを決めておきましょう。親族が式場内で迷うと、新郎新婦や親族紹介の進行にも影響する可能性があります。
案内方法は、次のように整理できます。
- 親族に、式場名・集合時刻・集合場所を伝える。
- 式場に到着したら、受付または指定のスタッフへ声をかけてもらう。
- 案内役を用意する場合は、担当者の名前と連絡先を親族に伝える。
- 遅刻や迷子になった場合の連絡先を決めておく。
- 親族紹介や挙式の開始時刻に間に合うよう、集合時刻に余裕を持たせる。
式場スタッフが案内する場合でも、スタッフが常に控室前にいるとは限りません。集合場所と連絡方法を具体的に確認し、親族へ共有しましょう。
親族控室について式場に聞く質問リスト
打ち合わせでは、次の質問をそのまま使えます。
- 親族控室は何時から利用できますか?
- 控室は新郎側と新婦側で分かれていますか?
- 親族以外の家族や子どもも入室できますか?
- 控室から挙式会場や受付まではどのように移動しますか?
- 高齢者や車いす利用者が移動しやすい経路はありますか?
- 飲み物や軽食は用意されますか?追加料金はかかりますか?
- 控室で着替えや授乳はできますか?
- 荷物や上着を置く場所はありますか?
- 親族紹介はどこで、何時から行いますか?
- 当日は誰に連絡すれば案内してもらえますか?
確認した内容を親族へ共有する方法
式場で確認した内容は、親族ごとに必要な情報へ整理して伝えます。全員に同じ情報を送るだけでなく、着替えの有無や到着時間に応じて個別に案内すると、当日の混乱を防ぎやすくなります。
共有する内容は、少なくとも次の5つです。
- 式場名と所在地
- 集合時刻と集合場所
- 控室の利用開始時刻
- 服装や着替えに関する案内
- 迷った場合の連絡先
親族控室で確認すべきなのは、部屋の有無だけではありません。利用時間、両家の部屋分け、設備、移動経路、親族紹介の流れ、当日の案内方法まで確認し、決まった内容を親族へ共有しておきましょう。







